今日の産経新聞に、ジャーナリストの門田隆将氏が
《「クレーマー国会」のなれの果て》と題して、
マスコミと野党の森友追及に対してクレームを入れまくり、
そんなことより北朝鮮じゃい! と怒っておられます。
門田氏いわく、
「あの土地は、大阪空港騒音訴訟の現場であり、
どうしても国が手放したかった物件」
「国は、やっと現れた“買い主”を逃がしたくなかった」
とのことだけど、
森友学園が現れる2年前、2011年3月に土地取得を申し出た
大阪音大の件はどうなるわけ?
国は、現れた買い主、逃がすどころか断わってるじゃない。
そして、森友学園の隣接地について、
「野田中央公園になっている隣地は、国が補助金をぶちこんで
実質98.5%もの値下げになっていることでも、この土地の特殊性
がわかる」
とのことだけど、
野田中央公園は「防災公園」です。
国から地方自治体に、災害時の「広域避難地」としての目的、
火事の延焼を防ぐために整備するという目的で、正当な補助制度を
受けたものですし、実際に避難時設備が公園内に充実しています。
条件をクリアして国交省の正当な補助制度を受けて、購入費用に
充てたわけです。
また、当時の金融ショックの影響で、2009年、地方自治体には、
公共投資のための経済危機対策臨時交付金という制度が創設され
ていて、防災用の公園用地を購入するにあたって、正当な理由で
補助を受けています。
それに野田中央公園は売却額が約14億円。
14億円の価値として購入し、その支払いに国からの補助金が
充てられて処理されるという手順ですけど、
森友学園の場合は、もともとの売却額そのものが1億3000万円に
値引きされてるというのがおかしいって話なんですよ。
森友学園とは、全然話が違います。
《となりの公園も安い! もともとタダ同然の土地なんだ!》
というのは詭弁というかフェイクです。
だめ、そういうフェイクは。